テクニカルトピックス


【2016.12.6】Skype for Businessのメッセージアーカイブについて

 Global Relayメッセージアーカイブサービスは、オンプレミスのMicrosoft LyncもクラウドベースのSkype for Businessもシームレスにアーカイブすることができます。これにより、企業内のより多くのビジネスメッセージを監査し、お客様のビジネス継続性やコンプライアンス向上に寄与することができます。
 もちろん、強力なユーザ機能もメールと同様に持っていますので、スプールマネージメント(ストレージの削減、ユーザ利便性の向上)に寄与することが可能です。


 Global RelayメッセージアーカイブによるLync / Skype for Businessのアーカイブ手順は以下の通りです。

  1. ユーザがLync / Skype for Businessによるメッセージ交換を行うと、メッセージはMicrosoftアーカイブサーバーのLCSLogデータベースに記録されます。
  2. Lync / Skype for BusinessのGlobal Relayアーカイブは、Microsoftアーカイブサーバーデータベースに含まれるすべてのメッセージを抽出し、電子メール形式(MIME形式)に変換し、IMAPまたはSMTP経由でアーカイブするためにグローバルリレーに転送します。
  3. Global Relayアーカイブがメッセージを取り込みます。それぞれにタイムスタンプが付けられ、シリアル化され、専用の改ざん防止のストレージメディアを使用してコンプライアンス要件を満たします。
  4. アーカイブされると、Lync / Skype for Businessのメッセージは、電子メールやその他のメッセージングの場合と同様に、グローバルリレーアーカイブで検索、表示、監視、取得できます。すべてのLync / Skype for Businessインスタントメッセージは、グローバルリレーアーカイブ内のアイコンで識別され、簡単にアクセスして取得できます。

 今年度に入り、「チャットメッセージもアーカイブできる」ということがトリガーになり、Global Relayをご採用いただく事例が増えています。
 既に、多くの企業様で導入されているチャットですが、これらも広範に、かつメールと同様にアーカイブできる点がGlobal Relayの大きな特長の一つです。
 ぜひ、お客様への提案、御社への導入をご検討ください。