テクニカルトピックス


【2016.8.2】保持期間を過ぎたメールも一時的に継続保管する方法について

Global Relay メッセージアーカイブでは予め決めておいた保持期間(Retention Term = Deletion Policy)のみメッセージをアーカイブ(アクセス可能な状態)します。
下図の例では、保持期間が1年の場合、2016年8月2日現在、アーカイブされている最も古いデータは2015年8月1日のメッセージとなります。
この場合、例えば9月20日になった場合には、既に2015年8月1日から9月18日のデータは削除されてしまっています。



ところが、監査日程や監査目的の影響で、一時的に保持期間を過ぎたメッセージを保持しておきたいケースがあります。
このようなケースでは、保持期間を延長するのではなく、一時的に保持期間を凍結した方が、よりお客様のニーズに合った方法となります。


そこでお勧めしたいのが、「Legal Holdの実装」です。
Legal Holdを実装すると、実装開始日から一切のメールを削除しなくなります。
下図の例のように、Legal Holdの実装を8月2日に開始すると、9月20日の時点でも、本来は削除されているはずの2015年8月1日から9月18日のデータも保持されます。
Legal Holdの実装を解除すると、例えば9月20日に解除すると、即日、保持期間の運用を再開し、2015年8月1日から9月18日を削除します。



Legal Holdの実装開始指示は、お客様の管理者(契約時にSystem Administratorとして登録された方)からのご承認が必要となります。
最も早い方法は、下図の内容のメールをお客様の管理者から送信していただくことですが、まずは弊社が用意しておりますサポートデスク(support@messagearchive.jp)までご相談下さい。
Legal Holdの実装解除も同様ですが、こちらに関しましても、弊社サポートデスク(support@messagearchive.jp)までご相談下さい。