テクニカルトピックス

【2020.10.6】Cisco AnyConnect ClientでトークンレスOTP認証を行う方法

 従来、Cisco AnyConnectを使用したVPN接続時にSwivelによるOTP認証を行う方法として下記の方法をサポートしていました。

  • SMS Text
  • Mobile Phone Client
  • Token
  • Taskbar Utility
 今回は、TURingイメージとPinpadを使用するトークンレスOTP認証をサポートするカスタムAnyConnect Windowsクライアントについてご説明いたします。
 なお、IPSECクライアントについては、下記ページをご参照下さい。
 https://kb.swivelsecure.com/w/index.php/Cisco_IPSEC_Client_Integration
 カスタムCisco AnyConnectクライアントは、AnyConnectのバージョン2.4、3.1、4.4、4.5、および4.7で利用できます。
 AnyConnectの各バージョンと機能の相関を下表に示します。



 AnyConnect ClientでSwivelのトークンレスOTP認証を使用するためにはSwivelのKnowledge Baseから「Swivel Modified AnyConnect」をダウンロードしてインストールを行います。
 ダウンロードリンクと各種設定方法は下記ページに掲載しておりますのでご確認をお願いいたします。
 https://kb.swivelsecure.com/w/index.php/Cisco_AnyConnect

 これにより、AnyConnect Clientの画面上にPINPadやTURingイメージを表示して、トークンレスOTP認証を行うことができるようになります。



制限事項

 Cisco AnyConnectの認証では、Cisco ASAの設定により、一画面目にPassword認証を行い、二画面目にOTP認証を行う「二画面認証」と、一画面目にPasswordとOTP入力画面を同時に表示して認証を行う「一画面認証」があります。
 現時点では、Swivel Modified AnyConnectでは一画面認証のみサポートしています。
 二画面認証を行った場合、二画面目のOTP入力画面でTURingイメージのSecurity Stringsが表示されませんのでご注意下さい。
 二画面認証のβ版をご評価されたい場合には弊社サポートデスクにご一報下さい。