テクニカルトピックス

【2021.11.9】AuthControl Desktop (旧Windows Credential Provider)v5.6.3.1をリリースしました

 AuthControl Desktopの最新バージョンであるv5.6.3.1をリリースしました。
 インストーラは下記ページよりダウンロードいただけます。
 https://docs.swivelsecure.com/4.1/html/authcontroldesktop.html

 ただし、この最新バージョンは、Swivel Applianceがv4.1.0以降である必要がありますのでご注意下さい。

 旧バージョンからの主なアップデートは下記の通りです。

・「Sentry Secret」を毎回入力する必要があります
今までは一度設定を行うと、Configuration画面で設定変更を行う場合には、「Sentry Secret」は保存されており、入力する必要はありませんでした。
しかしながら、最新バージョンでは、Configurationを開くと下図のように「Sentry Secret」は空欄になっていますので、毎回入力して認証を行う必要があります。
なお、「Sentry Secret」はSwivelサーバのエージェント定義画面に設定する「Shared secret:」と一致させる必要があります。



・「SCText」モードの採用
Offline Authenticationを許可せず、毎回Swivelサーバに問い合わせを行うモードでWindowsログイン認証を行う場合、PINPadの描画速度が遅くなる場合がありました。
この場合は、下図の「Advanced Options」メニューから「Use SCText for PINPad」にチェックを入れると、PINPadの描画速度が改善します。
弊社としては、日本国内のお客様には、全てのお客様に「SCText」を有効にしていただくよう推奨しております。



・Sentryバージョン選択メニューの追加
下図のように「Sentry Version」メニューが追加されています。
ここでSwivelサーバ(Sentry)のバージョンを指定します。
V4.1.0-4.1.2とv4.1.3以降では、Windows Passwordをキャッシュする際の暗号化方法が異なりますので、必ずお使いのSwivelサーバのバージョンに合わせて下さい。

例えば、現在、Swivelサーバ v4.1.0をお使いのお客様でPasswordキャッシュを有効にされているお客様が、「Sentry Version」を「4.1.3 or later」として使用した場合、全てのユーザが毎回の認証時にパスワードエラーとなり、再度パスワード入力が必要になる等の不具合が発生しますので、ご注意下さい。



その他、AuthControl Desktopに関するご不明点等ございましたら、弊社サポートデスクにご連絡下さい。