HA (A/A) 構成のAuthControl SentryにおいてDatabase Versionを5.5.65から5.5.68以降にアップデートした場合、AuthControl Sentry HA Appliance Server ではMariaDBのyumレポジトリがyum.swivelsecure.netではなく、MariaDBの公式レポジトリを参照しているため、ログローテーションに関して、Swivelのソフトウェアによる制御が困難となってしまいます。
そこで、下記の手順によってMySQLログのローテーションを有効化する必要があります。
(1)CMIコンソールにログインします。
(2) 5) Tools and Utilities → 5) Command Line よりConsole UIにログインします。
(3)以下のコマンドを実施しログローテートを有効化します。
・cd /etc/logrotate.d/
・mv mysql.rpmsave mysql.org
※この場合の拡張子は[.rpmorig, .rpmsave, ,v, .swp, .rpmnew, ~, .cfsaved, .rhn-cfg-tmp-*]以外であれば読み込まれます。
(4)以下のコマンドを実行し/var/log/mysql/mysql*.logがローテーション対象ファイルになっていることを確認します。
・「logrotate -dv /etc/logrotate.conf」を実行し、以下の出力があることを確認する。
reading config file mysql.org
※即時ローテーションを実施したい場合は以下の手順を実施してください。
(5)mysql.orgをエディターで開き追記後保存し閉じます。
/var/log/mysql/mysql*.log {
# create 600 mysql mysql
notifempty
daily
rotate 3
dateext ←追加
missingok
compress
postrotate
〜〜省略〜〜
(6)「logrotate /etc/logrotate.d/mysql.org」を実行しローテーションを実施します。
※「/var/log/mysql/」配下のログファイルの容量が大きい場合時間がかかります。強制終了等を行わないでください。
プロンプトが表示されたら「ls -lh /var/log/mysql/」を実行しログファイルがローテーションされていることを確認します。