iPhone SEでMobile App V5を使用した場合、iOSの問題にMobile App V5が対処しきれなくなるため、用途にかかわらず、大量の「Token Index Request」がMobile App V5からSwivelサーバに送信されます。
この問題により、多くのiPhone SEを使用してMobile App V5による認証を行う環境では、Swivelサーバのメモリを圧迫してしまう恐れがあります。
Mobile App V5のスクリーンショットを以下に掲載します。
この問題に対処するためには、新しいアプリである「AuthControl Mobile(ACM) Sentry」の最新バージョン(現在のバージョンは11.0.10)を使用する必要があります。この新しいアプリはiPhone SE向けiOSの問題をアプリ側で対処するように対策が施されています。 新しいAuthControl Mobile(ACM) SentryはApp Storeで「Swivel Secure」で検索すると下記のように表示されますので、こちらをダウンロードしてインストールします。
Mobile App V5をプロビジョニング(Swivelサーバへの登録)を行って使用中の環境では、ACM Sentryをインストールすると自動的にプロビジョニングの移行が行われます。
したがって、再プロビジョニング等のユーザや管理者の手間が発生することなく、スムーズに移行を行うことができます。
ACM Sentryをインストールして最初に起動すると下記の画面が表示されますので、右下の「NEXT」をタップします。
次に画面に表示される「NEXT」をタップしていくと、「カメラへのアクセス許可」「Touch IDまたはFace IDの使用許可」「通知の許可」の順番に要求がありますので、画面の指示に従ってそれぞれ許可します。
全ての設定が完了すると下記の画面が表示されますので、「OK」をタップします。最後に「READY to use」(使用準備完了)の画面が表示されますので「DONE」をタップします。
続いて、Mobile App V5からの環境移行の画面が表示されますので、「Continue」をタップします。Mobile App V5からのプロビジョニングを含む環境移行が完了すると「プロビジョニングに成功」と表示されますので「OK」をタップします。
以上でACM Sentryのセットアップとプロビジョニングの移行が完了しました。
あとは、ACM Sentryを起動して、PINの入力を行うとOTCが表示されますので、今まで通りソフトトークンによる認証を行うことができます。