テクニカルトピックス
【2025.6.10】稼働中のSwivelシステムからユーザPINを維持したままデータを移行する方法
お客様が複数の異なるシステムでSwivelサーバ(仮想アプライアンス)をご利用の場合や、仮想システムの変更等を行った場合等で、1つのSwivelサーバからもう一方のSwivelサーバにデータや設定の移行・融合が必要になった場合、ユーザデータをPINを維持したまま移行することができます。これにより、ユーザへの影響を最低限にして円滑にシステム運用を継続させることができます。
データの移行は、Swivelサーバの8080ポート管理画面にある「Migration」メニューを使用します。
この場合、移行先のデータを上書きしますので、もし同じユーザが両サーバのDBに登録されている場合は、どちらを優先するか等の注意が必要です。
また、このデータ移行機能を使用するために下記の点を確認しておく必要があります。
- 両システムで利用されているSwivel Coreのバージョンを完全に一致させる必要があります。もしバージョンが異なる場合、一方のノードをアップグレードしてバージョンを統一する必要があります。
- 移行元のシステムの「/var/lib/mysql」ディレクトリ下のデータベースフォルダのサイズを確認し、移行先のシステムに残りの空き容量が許容できるかどうかを確認します。
- 移行元のシステムに存在する各種設定を、移行先のシステムでも必要に応じて設定を行います。
(例:RADIUS/統合関連項目(リポジトリ設定とのパスワード確認を確認)、ユーザーが同じリポジトリに存在しない場合のレポジトリ同期 等)
- 実際に移行を実行する前に、両システムのバックアップを取得しておくことを推奨いたします。
上記の条件が整いましたら、安全にプロジェクトを実行するために、一度、弊社サポートデスク(
support@securitystrings.com)にお問い合わせをお願いいたします。
お客様の環境に合わせた移行手順の詳細や、必要に応じてオンラインによるサポートを提供させていただきます。
(お問い合わせについては追加費用は不要ですが、オンライン/オンサイトによる移行サポートは別途費用が必要になります。)